インフルエンザワクチンについて
少し気温が下がって過ごしやすい日が続いていますね。
まだまだ新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が落ち着いていない中、インフルエンザの季節が近づいてきました。
インフルエンザ流行期とCOVID-19の流行期が重なることへの危惧から日本感染症学会より
今冬のインフルエンザと COVID-19 に備えて の提言が発表されました。
インフルエンザとCOVID-19の特徴の相違と検査のフローチャート,治療、ワクチンについて記載されています。
インフルエンザとCOVID-19の合併の可能性や、それぞれに特徴的な症状がない場合に両者の鑑別ができず、外来での判断が困難になることが予想されます。
インフルエンザはワクチンにより重症化予防を期待できます。COVID-19のワクチンがまだない状況ですのでインフルエンザの予防は大事になります。引き続き、感染対策を継続しながらインフルエンザワクチン接種を行い、同時流行へ備えていただけたらと思います。
乳がん患者さんへの予防接種について
当院では乳がん患者さんへの予防接種も行っております。
化学療法を行う方は、一時的に免疫が低下することがありますのでインフルエンザワクチン接種は勧められています。
→乳癌診療ガイドラインBQ11化学療法施行前にインフルエンザワクチン接種や肺炎球菌ワクチン接種は勧められるか?
化学療法中の方は骨髄抑制のタイミングを避ける必要がありますので、接種時期を主治医の先生とも確認して下さい。
術後の方は、反対側の上腕に行います。接種時に確認させて頂きます。
インフルエンザワクチン接種開始時期について
ワクチン入荷時期が決まりましたら改めてお知らせでご案内します。
例年ワクチンが足りないと言われており、今年はさらに接種する方が増えることが指摘されております。
なるべく多くの方に接種して頂くためにお電話での予約を検討しております。
ご不明なことがあればお問い合わせ下さい。